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Ｒ Ｅ Ｉ Ｃ マ ガ ジ ン Vol.29
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2014.2.21 ━━━
[1] REICニュース
◆〈第18回 震災対策技術展〉
最先端の知見とREICが注力する技術・ソフトを披露しました
◆ 緊急津波避難情報システムがTVで紹介されます
[2] 会員トピック
『アールシーソリューション株式会社』
～ゲームアプリ「ゆれくるスイーパ」をリリースしました～
[3] かたやま通信-No.27『蛭間芳樹くんのこと』
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[1] R E I C ニ ュ ー ス
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◆ 〈第18回 震災対策技術展〉◆
最先端の知見とREICが注力する技術・ソフトを披露しました
第18回「震災対策技術展」が2月6日,7日の2日間、パシフィコ横浜で開催され
ました。南海トラフ巨大地震、首都直下地震など大規模災害への危機感が高まる
なか、201の団体・企業が出展、2日間で1万4408人（主催者発表）が来場しました。
同時にシンポジウム・セミナー、出展者によるプレゼンテーションも多数開催
されました。
こうした中で、REICでは、今年も（独）防災科学技術研究所と国土セイフティ
ネットシンポジウム（第13回）を企画・開催しました。
今年のテーマは「リアルタイム防災情報の開発動向」。
東日本大震災以降も豪雨など記録的な自然災害が多発し、リアルタイム情報への
ニーズがより高まっている中での本シンポジウムでは、防災・減災のエキスパート
が、「地震、津波情報」「長周期地震動」「ゲリラ豪雨などの気象情報」の開発状況、
さらに「一般市民向け情報配信のノウハウ」「ビッグデータの活用」などについて、
もっとも新しい知見を披露しました。
一方、展示ブースでは、「情報が命を救う」というテーマで、緊急津波避難
情報システムのデモンストレーションとコミュニティを対象とした同システム
体験モニター募集の告知、コミュニティＦＭ局で稼働中のエリア防災情報表示
端末「i-Board」の展示などリアルタイム防災情報の開発・提供・発信に注力する
REICの活動をアピールしました。
シンポジウムおよびREIC展示ブースには、今回も多くの皆さまに参加いただき
誠にありがとうございました。（事務局）
◆ 緊急津波避難情報システムがTVで紹介されます ◆
REICが開発した緊急津波避難情報システムについて、
TBS「サンデーモーニング」（毎週日曜日AM8:00～9:54）の取材を受けました。
詳細は3月9日の番組内で紹介されます。お楽しみに！
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[2] 会員トピック『アールシーソリューション株式会社』
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◆ ゲームアプリ「ゆれくるスイーパ」をリリース◆
西新宿にあるソフトウエア開発の会社です。減災・防災ソリューションの開発
・販売に力を入れており、緊急地震速報をスマートフォンへお知らせする
「ゆれくるコール」は500万人の方にご利用いただいています。
「ゆれくるスイーパ」は、画面の背景に日本地図、活断層部分に地雷を配置し、
地雷を避けながらパズルを開けていくゲームです。ゲームをクリアするとオリ
ジナルのキャラクターカードを入手することができます。昨年12月にAndroid
向けアプリをリリースし、現在、iOS向けアプリを準備中です。
減災・防災への取組は、必要とは思われても継続が難しく、後回しにされがち
です。いざという時のために手にしていただきたい、そのためには、楽しく、
おもしろい仕組みがあってもよいとの思いから、その第一弾としてゲームアプリ
を開発しました。反響を確認しながら、実際に役立つシステムの中にも、楽しい、
おもしろい仕組みを取り入れていく考えでいます。
≪お問い合わせ先≫
http://www.rcsc.co.jp/hpd/contact/index.html
≪アプリのご紹介サイト≫
https://play.google.com/store/apps/details?id=practice.mine4&hl=ja
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[3] かたやま通信-No.27『蛭間芳樹くんのこと』
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今回は、こんな若者が日本にいることをご紹介したい。
野武士ジャパン、若者力大賞、日本政策投資銀行といっても、つながりがお分
かりにならない方が多いだろう。蛭間芳樹くんの本職は銀行マン、「BCM格付」
業務の主幹として、企業の防災／減災対策、事業継続対策などを総合的に評価し、
その取り組みの程度に応じて金利を優遇するという新しい金融商品を扱う部門
で働いている。BCMは、ビジネス・コンティニュイティー・マネジメントのこと
だ。まだ、29歳の若者が中心になって開発した、この金融商品は日本政策投資
銀行のヒット商品のひとつになった。まぁ、大概の若者にとっては、これだけで
も大変なことである。
ところが、蛭間くんは、銀行マン以外にいくつもの顔を持っている。その中で
も大切なのが、「野武士ジャパン」のコーチである。「サムライ・ブルー」「なで
しこジャパン」は知っていても、「野武士ジャパン」は聞いたことがないという
人が多いと思う。「BIG ISSUE」という雑誌を販売する仕事を提供することでホ
ームレスの自立を支援している団体が中心となって発足した、ホームレスのため
のサッカーチームのことだ。
蛭間くんによると、「ある日、雑誌の販売サポートと自立支援をさせていただ
くなかで、ホームレスの販売員さんから今度の土曜日にサッカーをやるよと誘わ
れたことがあって、試しに行ってみたんです。そこで野武士ジャパンの話を聞い
て、驚きました。・・・でも気づいたら、地元でやっていたコーチも全部辞めて、
コーチやりますって反射的に立候補していたんです。それが2年前の秋。そこか
ら目標をW杯に定めて、2012年にパリで開かれたワールドカップまでの1年半
のプロジェクトがスタートしました」
はじめは、小学生低学年チームにも勝てないレベルだったが、1年半で飛躍的
に上手くなった。相当に練習して、そこらへんのアマチュアチームには負けない
レベルまでチーム力は高まったが、東京と大阪から4名ずつを選んだ急造チーム、
年齢に起因する基礎体力とコミュニケーション不足もあって、パリのワールドカ
ップでは１勝もできなかった。試合後、みんな悔しくて泣いていたそうだ。前回
のミラノ大会のメンバー8人は、戻ってきて7人が就職した。サッカーが自立に
貢献した。「野武士ジャパン」のコーチとしてのミッションは、選手の夢をかな
えられるように手助けすることで、会社の管理職や、勝利のみを目指すスポーツ
監督よりも、ずっと高いレベルのマネージメントやリーダーシップを求められて
いたように思うと、蛭間くんは言う。
パリ大会では、世界70の国と地域のホームレス・児童労働・雇用の問題を解
決しようと努力している、素晴らしい人たちとのネットワークが構築できた。蛭
間くんの夢は、「ホームレスW杯、日本大会を！」である。オリンピック招致の
成功もいいが、この夢をかなえさせてやりたいと思うのは、私だけだろうか。
蛭間くんの活動は、これらにとどまらないのだが、ここでは割愛する。そして、
2013年はじめ、蛭間くんは、公益財団法人日本ユースリーダー協会の第4回若
者力大賞を受けた。この賞は、若い世代に夢と感動を与えた20 代～30 代の若
者と、 そうした若者たちの才能を見出し明日のリーダーの育成に取り組む指導者
を讃えるもので、同時に受賞した７名（団体）の中には、歌手の平原綾香さん、
女子100ｍ・200m 日本記録保持者の陸上選手福島千里さんがいる。 平原さんは、
新潟県中越地震の被災地を訪れ自分の歌で必死に励まし、いまも東日本大震災の
支援活動を続けている。
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【REICマガジン】
発行日：月1回・毎月上旬発行（休刊：GW、年末年始など）
発行開始月：2011年10月
【発行元】〒160-0016 東京都新宿区信濃町11-3 AK信濃町ビル2F
特定非営利活動法人リアルタイム地震・防災情報利用協議会 事務局
TEL:03-5366-2720 FAX:03-5366-2740 HP: http://www.real-time.jp
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[1] REICニュース
◆〈第18回 震災対策技術展〉
最先端の知見とREICが注力する技術・ソフトを披露しました
◆ 緊急津波避難情報システムがTVで紹介されます
[2] 会員トピック
『アールシーソリューション株式会社』
～ゲームアプリ「ゆれくるスイーパ」をリリースしました～
[3] かたやま通信-No.27『蛭間芳樹くんのこと』
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◆ 〈第18回 震災対策技術展〉◆
最先端の知見とREICが注力する技術・ソフトを披露しました
第18回「震災対策技術展」が2月6日,7日の2日間、パシフィコ横浜で開催され
ました。南海トラフ巨大地震、首都直下地震など大規模災害への危機感が高まる
なか、201の団体・企業が出展、2日間で1万4408人（主催者発表）が来場しました。
同時にシンポジウム・セミナー、出展者によるプレゼンテーションも多数開催
されました。
こうした中で、REICでは、今年も（独）防災科学技術研究所と国土セイフティ
ネットシンポジウム（第13回）を企画・開催しました。
今年のテーマは「リアルタイム防災情報の開発動向」。
東日本大震災以降も豪雨など記録的な自然災害が多発し、リアルタイム情報への
ニーズがより高まっている中での本シンポジウムでは、防災・減災のエキスパート
が、「地震、津波情報」「長周期地震動」「ゲリラ豪雨などの気象情報」の開発状況、
さらに「一般市民向け情報配信のノウハウ」「ビッグデータの活用」などについて、
もっとも新しい知見を披露しました。
一方、展示ブースでは、「情報が命を救う」というテーマで、緊急津波避難
情報システムのデモンストレーションとコミュニティを対象とした同システム
体験モニター募集の告知、コミュニティＦＭ局で稼働中のエリア防災情報表示
端末「i-Board」の展示などリアルタイム防災情報の開発・提供・発信に注力する
REICの活動をアピールしました。
シンポジウムおよびREIC展示ブースには、今回も多くの皆さまに参加いただき
誠にありがとうございました。（事務局）
◆ 緊急津波避難情報システムがTVで紹介されます ◆
REICが開発した緊急津波避難情報システムについて、
TBS「サンデーモーニング」（毎週日曜日AM8:00～9:54）の取材を受けました。
詳細は3月9日の番組内で紹介されます。お楽しみに！
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
[2] 会員トピック『アールシーソリューション株式会社』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
◆ ゲームアプリ「ゆれくるスイーパ」をリリース◆
西新宿にあるソフトウエア開発の会社です。減災・防災ソリューションの開発
・販売に力を入れており、緊急地震速報をスマートフォンへお知らせする
「ゆれくるコール」は500万人の方にご利用いただいています。
「ゆれくるスイーパ」は、画面の背景に日本地図、活断層部分に地雷を配置し、
地雷を避けながらパズルを開けていくゲームです。ゲームをクリアするとオリ
ジナルのキャラクターカードを入手することができます。昨年12月にAndroid
向けアプリをリリースし、現在、iOS向けアプリを準備中です。
減災・防災への取組は、必要とは思われても継続が難しく、後回しにされがち
です。いざという時のために手にしていただきたい、そのためには、楽しく、
おもしろい仕組みがあってもよいとの思いから、その第一弾としてゲームアプリ
を開発しました。反響を確認しながら、実際に役立つシステムの中にも、楽しい、
おもしろい仕組みを取り入れていく考えでいます。
≪お問い合わせ先≫
http://www.rcsc.co.jp/hpd/contact/index.html
≪アプリのご紹介サイト≫
https://play.google.com/store/apps/details?id=practice.mine4&hl=ja
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[3] かたやま通信-No.27『蛭間芳樹くんのこと』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
今回は、こんな若者が日本にいることをご紹介したい。
野武士ジャパン、若者力大賞、日本政策投資銀行といっても、つながりがお分
かりにならない方が多いだろう。蛭間芳樹くんの本職は銀行マン、「BCM格付」
業務の主幹として、企業の防災／減災対策、事業継続対策などを総合的に評価し、
その取り組みの程度に応じて金利を優遇するという新しい金融商品を扱う部門
で働いている。BCMは、ビジネス・コンティニュイティー・マネジメントのこと
だ。まだ、29歳の若者が中心になって開発した、この金融商品は日本政策投資
銀行のヒット商品のひとつになった。まぁ、大概の若者にとっては、これだけで
も大変なことである。
ところが、蛭間くんは、銀行マン以外にいくつもの顔を持っている。その中で
も大切なのが、「野武士ジャパン」のコーチである。「サムライ・ブルー」「なで
しこジャパン」は知っていても、「野武士ジャパン」は聞いたことがないという
人が多いと思う。「BIG ISSUE」という雑誌を販売する仕事を提供することでホ
ームレスの自立を支援している団体が中心となって発足した、ホームレスのため
のサッカーチームのことだ。
蛭間くんによると、「ある日、雑誌の販売サポートと自立支援をさせていただ
くなかで、ホームレスの販売員さんから今度の土曜日にサッカーをやるよと誘わ
れたことがあって、試しに行ってみたんです。そこで野武士ジャパンの話を聞い
て、驚きました。・・・でも気づいたら、地元でやっていたコーチも全部辞めて、
コーチやりますって反射的に立候補していたんです。それが2年前の秋。そこか
ら目標をW杯に定めて、2012年にパリで開かれたワールドカップまでの1年半
のプロジェクトがスタートしました」
はじめは、小学生低学年チームにも勝てないレベルだったが、1年半で飛躍的
に上手くなった。相当に練習して、そこらへんのアマチュアチームには負けない
レベルまでチーム力は高まったが、東京と大阪から4名ずつを選んだ急造チーム、
年齢に起因する基礎体力とコミュニケーション不足もあって、パリのワールドカ
ップでは１勝もできなかった。試合後、みんな悔しくて泣いていたそうだ。前回
のミラノ大会のメンバー8人は、戻ってきて7人が就職した。サッカーが自立に
貢献した。「野武士ジャパン」のコーチとしてのミッションは、選手の夢をかな
えられるように手助けすることで、会社の管理職や、勝利のみを目指すスポーツ
監督よりも、ずっと高いレベルのマネージメントやリーダーシップを求められて
いたように思うと、蛭間くんは言う。
パリ大会では、世界70の国と地域のホームレス・児童労働・雇用の問題を解
決しようと努力している、素晴らしい人たちとのネットワークが構築できた。蛭
間くんの夢は、「ホームレスW杯、日本大会を！」である。オリンピック招致の
成功もいいが、この夢をかなえさせてやりたいと思うのは、私だけだろうか。
蛭間くんの活動は、これらにとどまらないのだが、ここでは割愛する。そして、
2013年はじめ、蛭間くんは、公益財団法人日本ユースリーダー協会の第4回若
者力大賞を受けた。この賞は、若い世代に夢と感動を与えた20 代～30 代の若
者と、 そうした若者たちの才能を見出し明日のリーダーの育成に取り組む指導者
を讃えるもので、同時に受賞した７名（団体）の中には、歌手の平原綾香さん、
女子100ｍ・200m 日本記録保持者の陸上選手福島千里さんがいる。 平原さんは、
新潟県中越地震の被災地を訪れ自分の歌で必死に励まし、いまも東日本大震災の
支援活動を続けている。
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発行開始月：2011年10月
【発行元】〒160-0016 東京都新宿区信濃町11-3 AK信濃町ビル2F
特定非営利活動法人リアルタイム地震・防災情報利用協議会 事務局
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