特定非営利活動法人 リアルタイム地震・防災情報利用協議会

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リアルタイム地震情報とは(緊急地震速報とは)
  緊急地震速報とは、地震観測網から得られた地震発生情報を即座に伝達し、住民の生命を守る(危機の軽減)ことや社会経済に与える損害を軽減するための情報です。 地震波には伝播速度が速い「P波(初期微動)」と、伝播速度は遅いが大きな揺れを起こす振幅の大きい「S波(主要動)」があります。

p波s波


 地震による被害の大半は主要動到着以降に引き起こされることから、震源の近くでP波を地震計が検知して、地震の規模や位置を即時的に求め、それを的確に伝達するシステムが構築できれば、多くの場合地震の大きな揺れが到着する前に防災対策を実行することが可能となります。(※震源に近い地域では緊急地震速報が強い揺れに間に合わない場合があります)
 このような緊急地震速報を活用するシステムが開発されれば、主要動が到着する前にエレベータを減速、停止させる ことや、火災の原因となる燃料等の遮断が可能となり、地震による被害を減少させることが期待されています。
S波到着情報の活用

 また、地震発生後すみやかに、破壊過程や断層の位置・長さなどのより詳細な震源に関する情報や、各地で観測された震度情報などを同じネットワークを介して配信できれば、災害救援の必要性の有無や、被害状況の確認が必要な場所の抽出などに役立ち、地震直後の復旧支援対策に貢献することができます。
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