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R E I C マ ガ ジ ン Vol.22
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2013.7.18 ━
こんにちは。REIC事務局です。
本メールは配信を希望された方、REIC会員の方(前会員の方も含む)、
REIC主催のイベントにご協力、ご参加いただいた方にお送りしています。
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・ 特集 REIC片山会長がシリーズでお届けする
かたやま通信-No.21『京急電鉄で羽田へ』
・ REICニュース
『REICのさらなる発展を目指して』 ~新役員の抱負 ~
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◆ 特集 かたやま通信-No.21 『京急電鉄で羽田へ』
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昨年の10月、久しぶりに飛行機で国内出張するので、品川から京急電鉄に
乗った。私はそんなに飛行機を使うほうではなかったが、一昔前までは、今よりは
羽田から飛ぶことも多かった。忙しかったころは、飛行機に間に合うことしか考えて
いなかった。
終点に当たる「羽田空港国内線ターミナル」は品川から数えて16番目の駅である。
10番目の「京急蒲田」で羽田空港線に分かれる。
品川から3番目の駅が「青物横丁」、駅名は江戸時代に農民がこの地に野菜や
山菜を持ち寄って市場を開いたことに由来する。日本で唯一「横丁」が駅名に入って
いる駅 だそうだ。4番目の「鮫洲」は、東京の人には運転免許試験場のあるところ
としてよく知られている。この付近一帯は昔、鮫浜、鮫頭崎などとよばれ、大きく
海に洲が出ていた ので鮫洲崎ともいわれていたのが、現在の鮫洲になったと伝え
られている。
「立会川(たちあいがわ)」は品川から5つ目。昔、中延の滝間を流れていた滝間
川 が、現在の立会川という名前に変わったとも言われるが、さまざまな説があり
一定して いない。昭和20年代までは魚やザリガニが棲むきれいな小川で、子ども
たちの絶好の遊び場だった。「梅屋敷」は9つ目。この付近で「和中散」という食あたり、
暑気あたり等 に効く道中常備薬がつくられていて、これを売るお店が梅の名木を
集めて休み茶屋 を開いたところ、梅屋敷と呼ばれて大盛況。広重の浮世絵にも
描かれているとか。江戸時代のことである。
京急蒲田で羽田空港線に別れて最初の駅が「糀谷(こうじや)」江戸時代には麹屋
村とよばれていた。農業のかたわらに麹を造っている人たちがいたと言われる。
次の「大鳥居」の次が「穴守稲荷」だ。この神社については珍寺大道場というホーム
ページ に何枚もの写真入りの面白いルポがある。申し訳ないがその99%をカットして
紹介する とこうなる。穴守稲荷神社は戦前まで現在の羽田空港敷地内にあった。
料亭、釣堀、海水浴場、遊園地、競馬場があり、戦前の一大行楽地だった。当時の
絵葉書などから大勢の参拝客が押し寄せている様子が窺がえるそうだ。ところが、
終戦直後の進駐軍の羽田接収により退去を命じられ今の場所に移った。
京急羽田空港線の最後の3駅は、「天空橋」「羽田空港国際線ターミナル」と
「羽田 空港国内線ターミナル」である。飛行機を使う人たちにはもっとも関係が
深い 名前だろう が、味も素っ気もない駅名でもある。
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◆ R E I C ニ ュ ー ス
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第11期定時総会(6月6日開催)において新役員12名が選出されました。そこで、
今月と来月の2号にわたり、REICのさらなる発展を目指す新役員の抱負をご紹介
します。
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会長 片山 恒雄
今度の総会で会長に再任され、これからの2年を含めると、私も6年間REICにお務
めすることになります。この文章を書くときに、今まで4年も会長職にあったことを確認
しな ければならなかったほどですから、たいした仕事をしてきたとは思えません。せい
ぜいが、メイルマガジンに「かたやま通信」という駄文を20回ほども書き続けてきた
ことだけかもしれません。しかし、今こそがREIC の正念場だと感じています。会長職は
一期2年ですから、今回は三期めです。昔から、「居候三杯目にはそっと出し」と
言われています。 恥ずかしくない三期めになるように努力するつもりですので、
よろしくお願いします。
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副会長 早山 徹
理事、副会長にご推挙頂きました早山 徹です。会員の皆様のご期待に沿うべく、
REICの運営に微力ながら尽力して参る所存です。
本協議会は本年6月開催の総会でその名称を変更する等、大きく舵を切ろうとして
おります。もともとREICは緊急地震速報の利活用技術の開発とその普及を目的と
して設立されました。まだ課題は残るものの、その目的はかなりの部分達しつつ
あります。
一方、東日本大震災を経て、緊急地震速報の外にも、REICとしてやるべきことが
沢山あることも痛感致しました。既に津波に関する情報提供を目指しておりますが、
これからは、災害を更に広く捉え、それらの低減、防止に必要な情報の発信に努めて
まいりたい と思います。関連の技術や実績をお持ちの会員各位のご協力も得て、
取り組んで参る所存ですので、何卒よろしくお願い申し上げます。
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専務理事 大保 直人
引き続き専務理事に選出されました大保です。
REICの最初の活動は、独立行政法人 防災科学技術研究所が実施した「緊急地震
速報の利活用プロジェクト」への協力でした。その成果が、現在緊急地震速報として
携帯電話に自動的に配信されるようになっています。
2011年11月から緊急地震速報と地震津波情報を利用して「緊急津波避難情報シス
テム」を東北大学今村教授の指導を受けながら構築を進め、来年度には実運用の
開始を目指してシステムの高度化を進めています。
さらに、緊急地震速報と各種防災情報を連動させ、防災・減災に役立つ情報配信の
枠組みを会員の協力を得ながら構築したいと考えています。
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常務理事 上村 良澄
この度の理事就任に当たり、平素よりご理解とご支援頂いている会員企業の
方々へ貢献できるよう引き続き微力ではありますが、積極的に行動する決意で
ございます。特に、研究開発委員会では、会員相互の連携を拡大し、皆様の力を
結集したプロジェクト創生に向けて努力させて頂きます。今後とも何卒ご指導賜り
ますようお願い申し上げます。
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常務理事 箕輪 秀男
緊急地震速報が気象庁より正式配信が開始され5年以上が経過しました。
REICの役割について見直す時期を迎えていると思います。
会員の皆様が望むREICのあり方について考え、会員の皆様の為に貢献できる様、
REIC運営に積極的に関わっていきます。
また、緊急地震速報の更なる普及、その他の防災情報の利活用及び普及に積極的に
取り組んで行きたいと思います。
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常務理事 山口 耕作
この度、常務理事と広報委員長を拝命いたしました。何卒、宜しくお願い申し上げ
ます。常務理事と致しましては、地震・防災関連の経験に基づき、微力ながらREICの
発展に努めてまいります。また、広報委員会ではホームページやメールマガジンを
通じて、会員の皆様にホットな情報をお届すると共に、REICのPRにも努めます。
只今、ホームページを一新すべく、検討を進めているところです。皆様のご協力を
お願い致します。
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