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平成24年11月1日 Vol.14
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┃ Ｒ Ｅ Ｉ Ｃ マ ガ ジ ン ┃
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朝夕冷え込むようになりました。体調管理にはお気をつけくださいね。
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・ 特集① ………… REIC片山会長がシリーズでお届けする
かたやま通信－No.14 『（続・続) 私のコーヒータイム』
・ 会員トピック …… 公益財団法人日本サッカー協会
『サッカー世界大会を支えた緊急地震速報』
・ 特集② ………… REIC 3.11 ～風の便り～ Vol.12
・ REICニュース … 『FIFAクラブワールドカップジャパン2012』へ
緊急地震速報システムで協力します
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
■ 特集 ① かたやま通信－No.14 『（続・続) 私のコーヒータイム 』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
東京電機大学のキャンパスが神田から北千住に移ったため、私が過ごす
コーヒータイムの場所も変わった。私のオフィスは、北千住の東口側に
ある。最近は、毎朝、東口側のドトールでコーヒーを飲む。ここのブレ
ンド・コーヒーは200円で、奥に喫煙席がある。私の場合、コーヒーと
たばこは切っても切れない。だから、喫煙席があることが、必須条件に
なる。わが国の場合、仕切られたり、店外だったりすることはあっても、
いまのところは、喫煙席があるお店の方がまだ多い。
全席で喫煙可というお店もところどころにある。信濃町の駅前にそんな
お店の一つがあり、REICに来るときは、まずここに立ち寄る。しかし、
こんなお店がなくなるのも時間の問題かもしれない。大手のチェーン店
「スターバックス」は全席禁煙である。いくら分煙にしても、煙は流れて
いきますからね、というわけだ。そんな中で、この間、秋葉原の駅の近く
のコーヒー屋に入ってびっくりした。お店の奥の方の仕切られたところが
禁煙席で、入口に近い広い部分が喫煙席というお店である。
超一流ホテルを別にすれば、ブレンド・コーヒー一杯の値段は180円か
ら600円ちょっとまでである。400円を超える位になると、お絞りが出て、
飲み終わったカップをテーブルにそのまま置いて帰ることができる。荷物
が多いときなど、飲み終わったカップを所定の場所に返すのはけっこう
面倒くさい。スプーンを落とすカチーンという音や、ガチャガチャーンと
カップを落とす音を聞いたことがある方も多いだろう。ガチャガチャーン
のほうは、カップを片付けている店員さんの側から聞こえてくることが
多い。私など、この頃は、通りかかった店員さんに持って行ってもらう
ことにしている。
北千住と神田では、コーヒー屋さんのお客さんにもずいぶん違いがある。
神田では、ダークスーツを着た四、五人のビジネスマンがある場合はがや
がやと、ある場合はひそひそと話していることが多かった。北千住では
客層が違う。三人に一人位は野球帽をかぶった地元のおじさんたち、
お互いに顔見知りらしい。ビジネスの話よりはスポーツ新聞が主役である。
地元の方と話をしたことはまだ数回しかない。しかし、どこで飲んでも、
朝の１杯のコーヒーはおいしい。
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■ 会員トピック 公益財団法人日本サッカー協会
『サッカー世界大会を支えた緊急地震速報』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
10月号の「かたやま通信」でもご紹介頂いた、女子サッカーの世界大会
「FIFA U-20女子ワールドカップ ジャパン2012」が、8月19日から9月8日まで
日本で開催されました。
http://nadeshikojapan.jp/national_team/2012/u20w/
実はこの大会の影に、REICの緊急地震速報の存在があったことをみなさん
ご存じでしょうか？
ロンドンオリンピックでの「なでしこジャパン」の銀メダル獲得という勢いを受
けて、大会中は「ヤングなでしこ(＝U-20日本女子代表)」がテレビや各種メデ
ィアでも連日取り上げられました。大会最終日の3位決定戦・決勝戦の公式
入場者数は31,114人と、フル代表でもなく、しかも女子の試合としては異例と
も言える大観衆のもと、ヤングなでしこも第3位(銅メダル獲得)という好成績
を収め、おかげさまで大会を無事成功裏に終えることができました。
世界中から、しかもまだ20歳以下の選手達が集まるこの大会。地震に関す
る知識も経験も皆無の選手・スタッフが多いことから、FIFA(国際サッカー連盟)
からの要望も踏まえて、地震に関する大会前・大会中の対応策をLOC(＝
Local Organizing Committee: 日本組織委員会)として取りました。
大会前には、FIFA主催のチーム向け事前説明会の場で、REIC：片山会長から
地震に関するプレゼンテーションを行なって頂きました。地震に関する知識が
ほぼゼロの人達が、初めて説明を受けるのが世界的権威である片山会長と
いうのも、今思えば非常に贅沢なことですが、地震のメカニズムに始まり日本の
建築物の免震基準や防災の仕組みなどを、ユーモアを交えながらシンプルかつ
丁寧にご説明頂き、各チーム・FIFAからも非常に分かり易い内容に感謝・評価の
声を頂きました。
そして大会中は、地震発生時のスタジアムでの避難誘導手続きのマニュアル化・
周知徹底、関係者による演習に加えて、日本サッカー協会の主催大会として初
めて、緊急地震速報の配信サービスを利用しました。一般的には、震度5弱以上
の地震が推定された場合に緊急地震速報が流れますが、今回は試合開催地(全
国5会場)の近くで震度3以上の地震が推定される場合にLOCの主要メンバーに
速報メールが配信されるシステムをREICさんに組んで頂きました。
結果的には、21日という長期間にわたる大会、しかも宮城等の東日本の開催
地も含まれているにもかかわらず、幸いにも緊急地震速報のメールが届く様な
地震は一度も発生しませんでした。しかしながら、地震発生時に備えた万全の
準備態勢が組まれていることは、FIFAおよび参加チームに安心感を与え、試合
に集中できる環境を提供できたことは間違いありません。この様に「目に見えな
い効果」も緊急地震速報にはある、と利用者側として強く感じています。
ちなみにこの緊急地震速報のシステムは、12月に日本で行われる「FIFAクラブ
ワールドカップジャパン2012」でも利用させて頂くことになりました。
http://jp.fifa.com/clubworldcup/index.html
少しでも参加チームが安心できる環境を提供し、選手達が日本の皆さんの前で
最高のパフォーマンスを発揮できることを期待しています。
公益財団法人 日本サッカー協会
FIFA U-20女子ワールドカップ2012 日本組織委員会
副トーナメントダイレクター 貝瀬
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■ 特集 ② REIC 3.11 ～風の便り～ Vol.12
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REIC水井です。
今回は、福島県南相馬市にお住まいの方の話をします。
南相馬市の場所：http://goo.gl/maps/anwn3
毎回のことなのですが、東北沿岸部の被災地で家財道具運び出しや、
泥かき、草刈りなどをボランティアさん達と作業する時、近隣地域での
宿泊場所を探すのが大変なのです。営業再開している宿も以前に比べて
少なく、また土木関係の業者さんが長期に予約しているためです。
福島県南相馬市では、さいわいにも宮城県災害ボランティアセンター
で活動をしている時によく利用していた、ゲストハウス（仙台市）の
オーナーの実家が南相馬市内にあり、その関係で我々(15名程度)を泊めて
いただいております。場所としては原発から約30kmの距離にあり、現状
のルールでは住んでも構わないエリアとされています。今もオーナーの
ご両親が住まわれています。
以下は、その実家のご両親からお聞きした話です。
3月11日、揺れは激しかったが地震動での被害はほとんど無く、市の
内陸部に位置しているため津波被害も無かった。自分の家は無事なため、
当初は避難所に避難している沿岸部の方々に、おにぎりなどの差し入れを
行っていたそうです。
しかしご存知のように、その時点で福島第一原発は危険な状態だった
のです。現地では、口コミによる情報の内容も混乱しており、なおかつ、
停電のためテレビも使えず、防災無線からの放送も聞こえませんでした。
そのうち、避難所の人達が急にいなくなったそうです。
避難所には原発施設の事故による避難指示について連絡があったが、
在宅で普通に生活している方々には無かった。いつものように炊き出し
食材を持って行き、誰もいない避難所を見て初めて施設の爆発による
危険を知ったとのことです。
自宅に住んでいる人の方が、情報弱者になってしまったわけです。
市の計画では、緊急時には住民にもれなく災害情報が行き渡ることに
なっていたと思われますが、実際に大災害が発生すると、計画通りには
行かないと言う事例なのだと思います。訓練とは違い、自治体職員も
被災者となり、広域な停電・通信障害の中、想定通りに活動できるわけ
がないのです。
自治体側も住民側も、事前計画や防災装置・設備を設置したことで
安心し、それらが稼働しない場合の対策を軽く考え、見てみぬふりを
していたのかもしれません。
このお話を聞いたとき、いま一度、現代の便利な物が無くなった場合
の対処を考えたほうが良い気がしました。
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■ R E I C ニ ュ ー ス
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○『FIFAクラブワールドカップジャパン2012』へ
緊急地震速報システムで協力します！
今月号の会員トピックは、公益財団法人日本サッカー協会の貝瀬さんに
執筆して頂きました。
先日、12月に開催される「FIFAクラブワールドカップジャパン2012」の打合せ
のため、日本サッカー協会を訪問しました。
たまたま会議室が全部埋まっていたため、「ちょっとここでやりましょう」と
通された部屋が何と、今のサッカー日本男子A代表監督であるザッケローニ
監督のお部屋でした！！
少し緊張しながらも打合せは無事終了し、「部屋の中にあるホワイトボード
で試合の戦術を考えたりしているようです」というようなお話も聞くことができ
ました。
12月に開催されるクラブワールドカップもまたぜひ盛り上がるように、REICも
緊急地震速報システムで協力させて頂きます。
（記 事務局 松田）
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★☆★ 只今、入会金無料キャンペーン実施中！！ ★☆★
※REICへの入会案内はこちら http://www.real-time.jp/gaiyou/join.html
※本メールは配信を希望された方、REIC会員の方（以前会員だった方も含む）、
REIC主催のイベントにご協力、ご参加いただいた方にお送りしています。
登録アドレスの追加・変更・配信停止はこちらまで reic_magazine@reic.or.jp
※REICマガジンに関するご意見・ご感想・情報提供は
こちらまで reic_magazine@reic.or.jp
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【REICマガジン】
発行日：月1回・毎月上旬発行（休刊：GW、年末年始など）
発行開始月：2011年10月
【発行元】〒160-0016 東京都新宿区信濃町11-3 AK信濃町ビル2F
特定非営利活動法人リアルタイム地震情報利用協議会 事務局
TEL:03-5366-2720 FAX:03-5366-2740 HP: http://www.real-time.jp
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Copyright(C)Real-time Earthquake Information Consortium.All Rights Reserved.
掲載記事を許可なく転載することを禁じます。
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・ 特集① ………… REIC片山会長がシリーズでお届けする
かたやま通信－No.14 『（続・続) 私のコーヒータイム』
・ 会員トピック …… 公益財団法人日本サッカー協会
『サッカー世界大会を支えた緊急地震速報』
・ 特集② ………… REIC 3.11 ～風の便り～ Vol.12
・ REICニュース … 『FIFAクラブワールドカップジャパン2012』へ
緊急地震速報システムで協力します
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■ 特集 ① かたやま通信－No.14 『（続・続) 私のコーヒータイム 』
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東京電機大学のキャンパスが神田から北千住に移ったため、私が過ごす
コーヒータイムの場所も変わった。私のオフィスは、北千住の東口側に
ある。最近は、毎朝、東口側のドトールでコーヒーを飲む。ここのブレ
ンド・コーヒーは200円で、奥に喫煙席がある。私の場合、コーヒーと
たばこは切っても切れない。だから、喫煙席があることが、必須条件に
なる。わが国の場合、仕切られたり、店外だったりすることはあっても、
いまのところは、喫煙席があるお店の方がまだ多い。
全席で喫煙可というお店もところどころにある。信濃町の駅前にそんな
お店の一つがあり、REICに来るときは、まずここに立ち寄る。しかし、
こんなお店がなくなるのも時間の問題かもしれない。大手のチェーン店
「スターバックス」は全席禁煙である。いくら分煙にしても、煙は流れて
いきますからね、というわけだ。そんな中で、この間、秋葉原の駅の近く
のコーヒー屋に入ってびっくりした。お店の奥の方の仕切られたところが
禁煙席で、入口に近い広い部分が喫煙席というお店である。
超一流ホテルを別にすれば、ブレンド・コーヒー一杯の値段は180円か
ら600円ちょっとまでである。400円を超える位になると、お絞りが出て、
飲み終わったカップをテーブルにそのまま置いて帰ることができる。荷物
が多いときなど、飲み終わったカップを所定の場所に返すのはけっこう
面倒くさい。スプーンを落とすカチーンという音や、ガチャガチャーンと
カップを落とす音を聞いたことがある方も多いだろう。ガチャガチャーン
のほうは、カップを片付けている店員さんの側から聞こえてくることが
多い。私など、この頃は、通りかかった店員さんに持って行ってもらう
ことにしている。
北千住と神田では、コーヒー屋さんのお客さんにもずいぶん違いがある。
神田では、ダークスーツを着た四、五人のビジネスマンがある場合はがや
がやと、ある場合はひそひそと話していることが多かった。北千住では
客層が違う。三人に一人位は野球帽をかぶった地元のおじさんたち、
お互いに顔見知りらしい。ビジネスの話よりはスポーツ新聞が主役である。
地元の方と話をしたことはまだ数回しかない。しかし、どこで飲んでも、
朝の１杯のコーヒーはおいしい。
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■ 会員トピック 公益財団法人日本サッカー協会
『サッカー世界大会を支えた緊急地震速報』
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10月号の「かたやま通信」でもご紹介頂いた、女子サッカーの世界大会
「FIFA U-20女子ワールドカップ ジャパン2012」が、8月19日から9月8日まで
日本で開催されました。
http://nadeshikojapan.jp/national_team/2012/u20w/
実はこの大会の影に、REICの緊急地震速報の存在があったことをみなさん
ご存じでしょうか？
ロンドンオリンピックでの「なでしこジャパン」の銀メダル獲得という勢いを受
けて、大会中は「ヤングなでしこ(＝U-20日本女子代表)」がテレビや各種メデ
ィアでも連日取り上げられました。大会最終日の3位決定戦・決勝戦の公式
入場者数は31,114人と、フル代表でもなく、しかも女子の試合としては異例と
も言える大観衆のもと、ヤングなでしこも第3位(銅メダル獲得)という好成績
を収め、おかげさまで大会を無事成功裏に終えることができました。
世界中から、しかもまだ20歳以下の選手達が集まるこの大会。地震に関す
る知識も経験も皆無の選手・スタッフが多いことから、FIFA(国際サッカー連盟)
からの要望も踏まえて、地震に関する大会前・大会中の対応策をLOC(＝
Local Organizing Committee: 日本組織委員会)として取りました。
大会前には、FIFA主催のチーム向け事前説明会の場で、REIC：片山会長から
地震に関するプレゼンテーションを行なって頂きました。地震に関する知識が
ほぼゼロの人達が、初めて説明を受けるのが世界的権威である片山会長と
いうのも、今思えば非常に贅沢なことですが、地震のメカニズムに始まり日本の
建築物の免震基準や防災の仕組みなどを、ユーモアを交えながらシンプルかつ
丁寧にご説明頂き、各チーム・FIFAからも非常に分かり易い内容に感謝・評価の
声を頂きました。
そして大会中は、地震発生時のスタジアムでの避難誘導手続きのマニュアル化・
周知徹底、関係者による演習に加えて、日本サッカー協会の主催大会として初
めて、緊急地震速報の配信サービスを利用しました。一般的には、震度5弱以上
の地震が推定された場合に緊急地震速報が流れますが、今回は試合開催地(全
国5会場)の近くで震度3以上の地震が推定される場合にLOCの主要メンバーに
速報メールが配信されるシステムをREICさんに組んで頂きました。
結果的には、21日という長期間にわたる大会、しかも宮城等の東日本の開催
地も含まれているにもかかわらず、幸いにも緊急地震速報のメールが届く様な
地震は一度も発生しませんでした。しかしながら、地震発生時に備えた万全の
準備態勢が組まれていることは、FIFAおよび参加チームに安心感を与え、試合
に集中できる環境を提供できたことは間違いありません。この様に「目に見えな
い効果」も緊急地震速報にはある、と利用者側として強く感じています。
ちなみにこの緊急地震速報のシステムは、12月に日本で行われる「FIFAクラブ
ワールドカップジャパン2012」でも利用させて頂くことになりました。
http://jp.fifa.com/clubworldcup/index.html
少しでも参加チームが安心できる環境を提供し、選手達が日本の皆さんの前で
最高のパフォーマンスを発揮できることを期待しています。
公益財団法人 日本サッカー協会
FIFA U-20女子ワールドカップ2012 日本組織委員会
副トーナメントダイレクター 貝瀬
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■ 特集 ② REIC 3.11 ～風の便り～ Vol.12
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REIC水井です。
今回は、福島県南相馬市にお住まいの方の話をします。
南相馬市の場所：http://goo.gl/maps/anwn3
毎回のことなのですが、東北沿岸部の被災地で家財道具運び出しや、
泥かき、草刈りなどをボランティアさん達と作業する時、近隣地域での
宿泊場所を探すのが大変なのです。営業再開している宿も以前に比べて
少なく、また土木関係の業者さんが長期に予約しているためです。
福島県南相馬市では、さいわいにも宮城県災害ボランティアセンター
で活動をしている時によく利用していた、ゲストハウス（仙台市）の
オーナーの実家が南相馬市内にあり、その関係で我々(15名程度)を泊めて
いただいております。場所としては原発から約30kmの距離にあり、現状
のルールでは住んでも構わないエリアとされています。今もオーナーの
ご両親が住まわれています。
以下は、その実家のご両親からお聞きした話です。
3月11日、揺れは激しかったが地震動での被害はほとんど無く、市の
内陸部に位置しているため津波被害も無かった。自分の家は無事なため、
当初は避難所に避難している沿岸部の方々に、おにぎりなどの差し入れを
行っていたそうです。
しかしご存知のように、その時点で福島第一原発は危険な状態だった
のです。現地では、口コミによる情報の内容も混乱しており、なおかつ、
停電のためテレビも使えず、防災無線からの放送も聞こえませんでした。
そのうち、避難所の人達が急にいなくなったそうです。
避難所には原発施設の事故による避難指示について連絡があったが、
在宅で普通に生活している方々には無かった。いつものように炊き出し
食材を持って行き、誰もいない避難所を見て初めて施設の爆発による
危険を知ったとのことです。
自宅に住んでいる人の方が、情報弱者になってしまったわけです。
市の計画では、緊急時には住民にもれなく災害情報が行き渡ることに
なっていたと思われますが、実際に大災害が発生すると、計画通りには
行かないと言う事例なのだと思います。訓練とは違い、自治体職員も
被災者となり、広域な停電・通信障害の中、想定通りに活動できるわけ
がないのです。
自治体側も住民側も、事前計画や防災装置・設備を設置したことで
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○『FIFAクラブワールドカップジャパン2012』へ
緊急地震速報システムで協力します！
今月号の会員トピックは、公益財団法人日本サッカー協会の貝瀬さんに
執筆して頂きました。
先日、12月に開催される「FIFAクラブワールドカップジャパン2012」の打合せ
のため、日本サッカー協会を訪問しました。
たまたま会議室が全部埋まっていたため、「ちょっとここでやりましょう」と
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監督のお部屋でした！！
少し緊張しながらも打合せは無事終了し、「部屋の中にあるホワイトボード
で試合の戦術を考えたりしているようです」というようなお話も聞くことができ
ました。
12月に開催されるクラブワールドカップもまたぜひ盛り上がるように、REICも
緊急地震速報システムで協力させて頂きます。
（記 事務局 松田）
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発行開始月：2011年10月
【発行元】〒160-0016 東京都新宿区信濃町11-3 AK信濃町ビル2F
特定非営利活動法人リアルタイム地震情報利用協議会 事務局
TEL:03-5366-2720 FAX:03-5366-2740 HP: http://www.real-time.jp
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緊急地震速報を導入するためのガイドブックです。
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