平成24年2月1日 Vol.5
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まもなく立春です。厳しい寒さの中にも春の気配が感じられませんか?
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・特集①…………当協議会片山会長がシリーズでお届けする
かたやま通信-No.5 『私のコーヒータイム』
・会員トピック……白山工業株式会社 『i地震』
・特集②…………REIC 3.11 ~風の便り~ Vol.4
・REICニュース… 『第11国土セイフティネットシンポジウム』明日開催!!!
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■ 特集① かたやま通信-No.5 『 私のコーヒータイム 』
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私の朝食はトーストと紅茶である。コーヒータイムは2種類ある。
ひとつはウィークデイのコーヒータイム、もうひとつは休日のコーヒータイムだ。
ウィークデイに大学へ行くときは、地下鉄を降りてすぐのところのコーヒー屋に
立ち寄る。顔なじみになったから、黙っていてもブレンドコーヒーとお水を席まで
持ってきてくれる。全席が喫煙席というお店も最近では少ない。もちろん、煙草を
吸わない人にとっては、前近代的な店ということになる。朝10時前に行くと、
いつも一緒になる人がいる。私と同年輩で、近所の印刷屋の社長さんだが、
名前は知らない。相手の方も私の名前も職業もご存じない。
この方とは、東日本大震災をきっかけにいろいろとお話しするようになった。
原発事故の対応に義憤を感じたのが発端だったが、このごろは、景気の話、
健康の話、趣味の話など、話題が広がってきた。私が、10時過ぎに大学へ
行く日が何日か続いて会えなかったりすると、久しぶりですねということで、
話が弾む。
一方、休日のコーヒータイムは、わが家の近くの駅前のコーヒー屋さんで
過ごす時間のことだ。一昨年末に腰が痛くなって、整形外科に行ったところ、
休みの日も散歩をするようにと言われた。そこで、週末の午後は、本を持って
15分ほど歩いてコーヒー屋に行き、喫煙席で2時間ほど本を読んで帰宅する。
このコーヒー屋では、ときどき東大ラグビー部の先輩にお会いする。
私が入学したときの4年生だが、この先輩も相当に腰が悪い。お会いするたびに、
「この頃、腰の調子はどう」「まぁまぁです」といったやり取りがある。
知り合いとコーヒー屋で話すのは楽しいが、私は、ほとんどお客のいない
コーヒー屋で飲むコーヒーも好きだし、満席に近いお店で聞こえてくる、
周りの人たちの与太話に耳を傾けるのも好きだ。赤の他人の話なのに、
吹き出してしまいそうになることがある。
つい先日も、こんな話が聞こえてきた。「去年のボロ市でロレックスの
偽物を買ったんだよ。ところが手に取ってみると、針が2本とも外れててさ。
針のくっ付いたやつを買ってきて、翌朝見たら、やたらに、透きとおってた。
よくよく見たら、ガラスが外れてた」
こんな話がただで聞けるのは、混み合ったコーヒー屋しかないような気がする。
要するに、コーヒーも好きだが、コーヒー屋の雰囲気が好きということなのだ。
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■ 会員トピック 白山工業株式会社 『 i地震 』
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普段から”震度※”という単位は良く耳にしますが、実際の震度は、
どの程度なのか理解してますでしょうか?
また、家を離れていた際に地震が起き自宅の揺れはどの程度だったか
不安になったことはありませんでしょうか?
自宅や事務所など、気軽に震度がわかったらどうでしょうか?
i地震はiPhoneやiPad、iPodTouchにAPPStoreからアプリケーションを
ダウンロードする事で内蔵したセンサを利用して地震計として
使用可能なアプリです。
遊休しているiPhoneを自宅や事務所などに設置して、簡単に、
地震計ネットワーク網を構築する事が可能になります。
もちろん震度確認には、専用のサイト”GEONAVI”を準備。
どこからでも震度状況の確認ができます。
また、コミュニティー単位での運用が可能になるサイトも開発中です。
現在、効果のほどを実証試験中です。
共同で検証に参加される方、また、このような使用方法があるなどの
ご提案を募集しております。
お気軽にお声かけください。
GEONAVI http://www.geonavi.com/
お問い合わせ http://www.hakusan.co.jp/LABO/i-jishin/
※i地震に使われている震度は、i地震で観測したデータから
気象庁告示(平成8年気象庁告示第4号)に基づいて算出した
震度相当値です。
気象庁が発表した震度情報に用いられたものではありません。
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このコーナーでは、毎回、正会員様の企業・団体紹介や企業広告を掲載します。
掲載内容を募集しておりますので、掲載をご希望の正会員様は、
reic_magazine@reic.or.jp までお申込みください。
(※ご希望者多数の場合は、申込先着順に掲載させていただきます。)
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■ 特集② REIC 3.11 ~風の便り~ Vol.4
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REIC水井です。
今回は、現在の被災地内での活動をもう少し詳しくご紹介いたします。
現在、スタッフ2名で「仙台市」では、宮城県災害・被災地社協等復興支援
ボランティアセンターにて情報・技術支援を行い、「気仙沼市」では、街の現状を
調査しています。
「仙台市」の拠点では、e コミ・マップ(防災科研のWebGIS)と連動した
仮設住宅の方々を対象とした生活支援を実施するための情報を処理・
評価しやすくするシステムの構築を行なっています。
仮設住宅で生活されている方々は、まだまだ先の見えない状況であり、
表にはあまり出されませんが生活や仕事の面で不安を感じられており、
時折、不安定な心情を話されることもあります。被災された方の意見を現地の
支援員が実際に訪問し集められているのですが、生活基礎情報だけでなく
そのような情報もデータベース化する部分を支援しております。
少しでも、今被災されている方のケアに役立ち、次の大規模災害に役立つ
データベースが構築されると幸いです。
また、宮城県の最北に位置しリアス海岸の港町である「気仙沼市」拠点では、
街が復興していく状況を体験・記録しつつ、今後の防災・減災に役立てるヒントを
見つけ出す作業を行なっております。
場所によっては、将来の津波被害対策の案が固まらず、復興計画が
決まりかねている所もあり、生活設計が未だに立てられない方々も
多数いらっしゃるようです。
街では、瓦礫や乗り上げた船などは撤去されましたが、破壊された家屋が
まだ手付かずで残っていたり、海に近い地域では地盤沈下のため海水が
地面を覆い、水田のような状態になっています。応急的に道路だけは土を盛り
かさ上げされていますが、浸水対策がなされるまで建物は再建できない状況です。
しばらくの間は、現地にてできる協力を行ないつつ状況を記録して行く予定です。
「仙台市」「気仙沼市」にて震災後の「復旧」「復興」時の「地震に関する情報」
の利活用を実践・検証していることになります。
(情報の利活用イメージ:
http://kizuna-dantai311.ecom-plat.jp/fbox.php?eid=11213)
次回は、臨時災害FM局での地震情報支援活動をご紹介したいと
思います~。(‘_’)/
REIC_3.11の活動
(ややページが重いですので、表示されるまでゆっくりお待ちください)
http://kizuna-dantai311.ecom-plat.jp/user.php?uid=1066
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■ R E I C ニ ュ ー ス
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○『第11国土セイフティネットシンポジウム』開催迫る!!!
『巨大地震にいかに備えるか』-東日本大震災の復旧現場から見つめなおす-
(2月2日13時より、パシフィコ横浜・アネックスホール205・206号室、参加費無料)
参加をお待ちしています。詳細はこちらをご覧ください。
http://www.real-time.jp/pdf/120202_symposium_program.pdf
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☆ 編集者より ☆
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東日本大震災からまもなく1年。メディアにおける現地からの情報露出が
少なくなりつつある中で、REICでは、被災地の復旧・復興支援の一環として
「情報の収集・発信の仕組みづくり」に取り組んでいます。
こうした中で被災地では、観光や物産などのさまざまな復旧・復興の草の根運動が
ひろがっていますが、こうした活動の一つ「東松島市ワカメプロジェクト」の
宮澤賢治さんから次のような御依頼をいただきましたのでご紹介します。
宮澤さんは、ご自身も被災され、現在仮設住宅にお住まいです。
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ワカメやカキ、コンブなどの名産品で知られる当地では、津波で養殖の設備が
破壊され、再開が厳しい状況にありますが、このたびREICの現地スタッフを
はじめ多くの方々のご支援で「東松島市ワカメプロジェクト」を立ち上げました。
特産のワカメを活かした新しいメニューの試作品にも挑戦、この取り組みを
通じて現地の雇用対策にも繋げていきたいと考えています。
つきましては、これまでの有形無形の御支援の御礼と、私たちの活動の
PRを兼ね、震災対策技術展の「国土セイフティネットシンポジウム」
(パシフィコ横浜2月2日)の場をお借りして、REICの会員および来場された方に
ぜひ「塩づけワカメ」のサンプルを贈呈させていただきたくよろしくお願いいたします。
生業のスタートです。ご賞味いただければ幸いです。
皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
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なお、REICでは、この宮澤さんの「東松島市ワカメプロジェクト」活動を広く知って
いただこうと、明日開催の「国土セイフティネットシンポジウム」の来場者200人に
「塩づけワカメ」をプレゼント。また明日と3日(金)震災対策技術展のREICブースでも
一角をお貸ししてご紹介させていただくこととしました。
東松島市ワカメプロジェクトのお問い合わせ、ご購入を希望される方は下記まで
お願いします。
〒981-0305
宮城県東松島市上下堤字上北谷地25-1
上北谷地地区応急仮設住宅3-2
上下堤仮設住宅自冶会
上下堤自冶会 代表 宮澤 賢治
電話・FAX:0225-87-2948
携帯電話:090-3366-9415
E-mail : kenji_m@khaki.plala.or.jp
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追加・変更・配信停止はこちらまで reic_magazine@reic.or.jp
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発行日:月1回・毎月上旬発行(休刊:GW、年末年始など)
発行開始月:2011年10月
【発行元】〒160-0016 東京都新宿区信濃町11-3 AK信濃町ビル2F
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