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Vol.88

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　　　　　　Ｒ Ｅ Ｉ Ｃ マ ガ ジ ン　　Vol.88　　　　　　　
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2019.1.8 ━━━━━
謹んで新春のごあいさつを申し上げます。
本号が新春第一号となります。本年もご愛読のほど、よろしくお願いいたします。
今年の9月に日本でワールドカップが開催されるラグビーは、冬がシーズンと
なります。今月からチケットの先着販売も開始され、これから大いに盛り上がる
ことが期待されます。今からルールや選手達をチェックしてみてはいかがでしょうか。

━━━　INDEX　━━━

[1] 年頭のご挨拶　　REIC会長　早山 徹

[2] REICニュース
　　1.　第18回 国土セイフティネットシンポジウムのご案内
　　2.　 「第3回 官民合同会議」のご案内

[3] 断層トリップ

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　[1] 年頭のご挨拶　　REIC会長 早山 徹　
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　明けましておめでとうございます。
　会員の皆様、関係者の皆様には日頃からご支援、ご協力を頂き、衷心より
御礼申し上げます。

　昨年は、年の漢字に「災」が選ばれるほど、多くの自然災害に見舞われ
た年でした。北海道胆振東部地震、大阪府北部を震源とする地震で、それ
ぞれ41名、４名の貴い命が奪われました。また、地球温暖化の影響と思わ
れる異常気象により、梅雨前線と台風7号による平成30年7月豪雨で、
広島県を中心に224名の死者が出たのを始め、非常に強い台風が立て続け
に日本列島を襲い、台風20号（死者０名）、台風21号（死者14名）、台風
24号（死者１名）により、15名の方が亡くなられました。
　これらの災害は私たちに自然の厳しさを見せつけ、大切な命を守るため
に必要な措置をとらなくてはならないことを改めて認識させてくれました。
　また、南海トラフ巨大地震、首都圏直下地震等の地震動予測、被害想定
が発表され、国民の間に不安が広がっています。私たち、防災に関わる
ものは、これらのハザード・リスクに対して、具体的な対応策を提示し、
それに必要な情報を提供していかなくてはならないと思います。

　さて、2019年を迎え、REICは引き続き防災科研等の研究機関で得られた
情報をわかりやすく国民に伝え、災害から人の命を守る活動を展開してまいります。
　具体的には、先ず緊急地震速報の高度化の普及です。緊急地震速報が
実用化して10年経過しましたが、従来の方式では震源を点とみなしてい
るために、マグニチュード７を超える大きな地震の場合には震度を正確に
予測することは困難と言われてきました。気象庁は周辺のリアルタイム
震度を活用して、巨大地震でも正確に震度を求められる新方式を開発し、
昨年から配信を開始しています。REICはこの新方式への移行がスムースに
運ぶよう受信者の皆様を支援していく方針です。
　また、昨年から、防災科研で開発された「リアルタイム地震被害推定
情報」を、行政機関はもとより、民間でも活用できるように、「ハザード・
リスク実験コンソーシアム」を設立して実証実験を進めております。実証
実験の成果を取りまとめ、被災後の初動対応・緊急措置、BCPなどへ広く
利活用を図っていく方針です。
　また、恒例の「国土セイフティネットシンポジウム」は今年第18回を迎
え、2月7日（木）パシフィコ横浜で防災科研との共催で開催されます。
予想される巨大災害リスクに対して具体的にどう対応するのかを少しでも
明確にし、不安を払拭させる集いにしたいと考えております。多くの方々
のご参加をお待ちしております。

　自然災害のリスクが高まる中、REICは社会の不安の解消に少しでもお役
に立つように力を尽くして参ります。本年もREICに対しご支援、ご協力を
賜りますようお願い申し上げます。

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　[2] R E I C ニ ュ ー ス
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1.　 第18回 国土セイフティネットシンポジウムのご案内

　【総合テーマ】
　「日本経済を直撃する巨大災害リスク　～企業に求められる災害への備え～」

　日時 ： 平成31年2月7日（木）13：00～17：00
　場所 ： パシフィコ横浜　アネックスホール I・J会場
　主催 ： 国立研究開発法人防災科学技術研究所
　　　　　　特定非営利活動法人リアルタイム地震・防災情報利用協議会

※プログラムはこちら

※参加申込みは第23回「震災対策技術展」横浜の
　セミナー申込ページよりお願いします。
　https://www.shinsaiexpo.com/yokohama/semi-info/
　該当日時からシンポジウムをご選択する場合は、
　“2月7日（I・J会場）13:00～16:45”の左○印をクリックし、
　黄色に反転したことを確認後、一番下までスクロールして
　必要事項をご記入の上、送信ボタンを押してください。

2. 「第3回 官民合同会議」のご案内

防災科学技術研究所が主催する、「第3回 官民合同会議」が
開催されます。
今回は、「阪神・淡路から災害情報の共有・利活用はどう変わったか？
～ 西日本豪雨、北海道胆振東部地震の対応をふまえて ～」と題し、
適切な災害情報の流通について議論されます。
皆様お誘い合わせのうえ、ぜひお運びください

日　程 ：1月17日（木） 13：00～17：00　
会　場 ：ベルサール秋葉原（千代田区外神田3-12-8 住友不動産秋葉原ビルB1）
入　場 ：無料
主　催 ： 国立研究開発法人防災科学技術研究所

※参加お申込みは、申込サイトよりご登録ください。
詳細はこちら

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　[3] 断層トリップ
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日本には2千以上の活断層があると言われています。
断層のずれを観察できたり、ジオパークなどに登録されているスポットが
各地にあります。そんな場所をご紹介いたします。

第18回：水縄断層

水縄（みのう）断層は、福岡県南部に位置する活断層です。平成4年に
「山川前田遺跡」の発掘調査の際に、断層の一部が発見されました。
日本書紀に記された天武7年（679年）の筑紫国大地震は、この水縄
断層によるものと言われ、国内の地震記録上最も古い記録になります。
1997年（平成9年）に、国の天然記念物に指定されました。

住所：福岡県久留米市山川町
アクセス：JR御井駅より徒歩5分
http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/139767
（文化庁「文化遺産オンライン」より）

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発行日：月1回・毎月上旬発行（休刊：GW、年末年始など）
発行開始月：2011年10月
発行元：〒111-0054　東京都台東区鳥越2-7-4　エス・アイビル4F
特定非営利活動法人リアルタイム地震・防災情報利用協議会 事務局
TEL:03-5829-6368 FAX:03-3865-1844　HP: http://www.real-time.jp
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