Vol.82
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R E I C マ ガ ジ ン Vol.82
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2018.7.5 ━━━━━
この度の、大阪府北部震源地震により被災されました皆様に、心より
お見舞い申しあげますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
さて本号では、昨年10月に発足した「ハザード・リスク実験コンソーシアム」の
中間報告をお届けいたします。
━━━ INDEX ━━━
[1] REIC活動報告
『ハザード・リスク実験コンソーシアム中間報告』
REIC常務理事 上村 良澄
[2] REICニュース
1. 第20回REIC防災セミナー 開催報告
2. 「事前防災・減災対策推進展」出展のご案内
3. 「ぼうさいこくたい2018」出展のご案内
[3] 断層トリップ
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[1] REIC活動報告
『ハザード・リスク実験コンソーシアム中間報告』
REIC常務理事 上村 良澄
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REICは、内閣府が主導するSIP(戦略的イノベーションプログラム)の
研究成果として国立研究開発法人防災科学技術研究所が提供するリアル
タイム地震被害推定情報の事業化に向けた社会実験を「ハザード・リスク
実験コンソーシアム」として平成29年10月から開始した。(実験配信は無料)
実験開始から9ヶ月が過ぎ、26の実験参加機関と、24機関1団体
1自治体の実験協力機関が、具体的な事業展開への検討を進めている。
これまでの社会実験を通じて、多くの課題や市場ニーズも顕在化しており、
今後の取り組みへの課題も多く投げかけられている。
今年度は、社会実装化を加速するため、実験参加者と学識者を交えた産・
官・学連携のワーキングも組成、実用化への課題解決に向けた議論を開始
したところである。
6月18日(月)7時58分、大都市の直下で起きた大阪府北部地震(震度
6弱)では、規模はともかく社会インフラに大きな影響を及ぼし、幼い死者が
出たことは防災対策に取り組む多くの関係者に衝撃を与えた。
この地震を初め、関東地域でも群馬県南部の地震(6月17日発生、震度5
弱)および千葉県房総沖で断続的に震度3レベルの地震など、6月に入り
実験期間中として最も多く「リアルタイム地震被害推定情報」へのアクセス
を記録している。
今後さらに実験参加機関を拡大するとともに、来年4月以降からの
実運用に向けて環境を整えていく計画である。
実験に関する問い合わせは、REIC事務局まで。
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[2] R E I C ニ ュ ー ス
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1. 第21回 REIC防災セミナーを開催しました。
6月14日(木)16:00~16:45、REIC第16期総会終了後、同会場にて
第21回REIC防災セミナーが開催されました。
当日は、会員・非会員問わず大勢の方にお越しいただきましたこと、
事務局より深く御礼申し上げます。
講演 「南海トラフ巨大地震への新しい対応」
講師 東京大学 地震研究所・地震予知研究センター
センター長・教授 平田 直 氏
開催報告はこちら
2. 「第5回 事前防災・減災対策推進展」出展のご案内
7/18~20に東京ビッグサイトで開催される「第5回 事前防災・減災対策
推進展」の、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が出展する
「SIP「レジリエントな防災・減災機能の強化」」ブース内にて
REICの『ハザード・リスク実験コンソーシアム』をご案内します。
皆様お誘い合わせのうえ、是非ご来場ください。
日 時 : 平成30年7月18日(水)~20日(金)10:00-17:00
会 場 : 東京ビッグサイト 東ホール (江東区有明3-11-1)
入 場 : 無料(要事前登録)
主 催 : 一般財団法人日本能率協会
※詳細は、公式サイトをご覧ください。こちら
3. 「ぼうさいこくたい2018」出展のご案内
内閣府による「ぼうさいこくたい2018」が開催されます。
昨年度は仙台で開催されましたが、今年は10月に東京で開催されます。
展示ブースでは、今年もREICの出展が決定しました。
皆様お誘い合わせのうえ、ぜひお運びください。
日 程 :平成30年10月13日(土) 、14日(日)
会 場 :東京ビッグサイト、そなエリア
入 場 :無料(自由来場)
団体別セッション、各講演等につきましては
追ってご案内いたします。
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[3] 断層トリップ
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日本には2千以上の活断層があると言われています。
断層のずれを観察できたり、ジオパークなどに登録されているスポットが
各地にあります。そんな場所をご紹介いたします。
第12回: 押ヶ峠断層帯
断層によってできた特殊な丘陵を「ケルンバット」といい、断層線に沿って
できる窪地を「ケルンコル」といいます。
押ヶ峠断層帯は、一直線上にならぶ4つの断層丘陵(ケルンバット)が
存在します。断層地帯としては、昭和40年7月に日本で初めて国の
天然記念物の指定を受けた学術的価値の高い断層帯です。
住所:広島県安芸太田町、廿日市市
アクセス:中国自動車道「戸河内IC」から立岩ダム方面に向かい、
県道吉和戸河内線から全体像が見渡せます。
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/bunkazai/bunkazai-data-106140120.html
(広島県教育委員会ホームページより)
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発行開始月:2011年10月
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