Vol.58
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R E I C マ ガ ジ ン Vol.58
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2016.7.5 ━━━━━
先月行われたREIC定時総会の当日、総会会場の日本財団ビル ロビーでは
リオデジャネイロ・パラリンピックに挑む“ウィルチェアーラグビー”の代表選手
発表が行われていました。この車椅子によるラグビーは、数ある種目の中でも
非常に激しい競技です。日本チームは金メダルに向けて戦います。是非皆様も
注目してみてください。
さて、本号では、『東日本大震災から5年を迎えて』と題し、宮城県内の調査
報告をお届けいたします。
━━━ INDEX ━━━
[1] REIC調査報告
『東日本大震災から5年を迎えて』
[2] REICニュース
1. REIC防災セミナー(第18回)特別企画 開催報告
2. 「第1回防災推進国民大会」出展のご案内
[3] 歴史に学ぶ ==7月の災害史==
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[1] REIC調査報告
『東日本大震災から5年を迎えて』
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東日本大震災より5年の節目を迎えた今年、被災地では集中復興期間を
終え、復興・創生期間に入りました。
REICでは、被災地の現状と復興への課題を調査すべく、宮城県各地へ
訪問しました。本レポートでは、山元町・南三陸町の二町について取り上げ
ています。メルマガでは、山元町について、一部抜粋して報告します。
◆山元町
≪現状≫
・コンパクトシティの理念のもと、新住宅地を3地区で整備し、うち2地区
では復興公営住宅の引き渡し、一般宅地分譲の募集が開始されている。
・2014年末に常磐自動車道本線が開通。JR常磐線の運休区間「相馬~
浜吉田」間についても復旧工事が進み、高架橋・橋梁・レール敷設などは
おおむね完了し、今年12月末までには開通予定である。
≪課題≫
・人口減少・高齢化が加速している。人口:震災当時 約16,700人→
現在 12,500人(約25%のマイナス)、高齢化率:37.1%(宮城県長寿社会
政策課 2016.3.31現在)
・町内全面積の3割が「災害危険区域」に指定されるが、現在も500世帯以上
が暮らしている。新住宅地への入居も、災害公営住宅(賃貸)への入居が
進むも、入居者の高齢化が懸念されている。
※レポート作成にあたっては、一般財団法人東北地域づくり協会の協力を得て、
震災前後の現地航空写真を掲載しています。
レポート全文は、REICホームページよりご覧ください。こちら
(事務局 菅原)
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[2] R E I C ニ ュ ー ス
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1. REIC防災セミナー(第18回)特別企画を開催しました。
6月16日(木)16:00~16:45、REIC第14期総会終了後、同会場(日本財団ビル)
にて第18回セミナーが開催されました。
国立研究開発法人防災科学技術研究所 林春男理事長より、
先の熊本地震における防災科学技術研究所の取組みについて
ご講演いただきました。
講演タイトル:「平成28年熊本地震に活きるSIPの成果」
講 師 :林 春男氏(国立研究開発法人防災科学技術研究所 理事長)
日 時 :平成28年6月16日(木)16:00~16:45
講演要旨はこちら
2. 「第1回防災推進国民大会」出展のご案内
内閣府による「第1回防災推進国民大会」が開催されます。
本大会では、大小様々なシンポジウムやワークショップ、展示などが実施され、
防災関係者から家族連れまで、幅広く参加できるものとなっています。
ワークショップでは、国立研究開発法人防災科学技術研究所による
講演やDr.ナダレンジャーの防災実験教室も予定されています。
展示会場では、REIC会員のアールシーソリューション株式会社による
「ゆれくるコール」の紹介があります。また、REIC事務局も出展しています。
皆様お誘い合わせのうえ、ぜひお運びください。
日 程 :平成28年8月27日(土) 、28日(日)
会 場 :東京大学 本郷キャンパス(東京都文京区本郷7-3-1)
入 場 :無料(自由来場、事前申込不要)
《展示会場》
*アールシーソリューション株式会社 :「ゆれくるコール」紹介
(安田講堂4Fロビー)
*REIC :緊急地震速報(警報と予報)、緊急津波避難情報システム紹介
(安田講堂3F回廊)
※詳細は、内閣府「第1回防災推進国民大会」ホームページを
ご覧ください。詳細はこちら http://bosai-kokutai.jp/
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[3] 歴史に学ぶ ==7月の災害史==
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REICマガジン発行月における過去の災害史をご紹介します。
過去の災害から、現在の備えを学ぶきっかけになれば幸いです。
・1976年(昭和51年) 唐山地震(中国)
・1993年(平成5年) 北海道南西沖地震
・2006年(平成18年) ジャワ島南西沖地震(インドネシア)
・2007年(平成19年) 新潟県中越沖地震
・2012年(平成24年) 九州北部豪雨
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